【浦安移住計画】「雪国の田舎暮らし」を「関東の都会暮らし」に変えるシミュレーション

<経済面>
(1)子どもの一人暮らしの仕送り
田舎に住んでいると、子どもが大学へ行くために莫大な費用がかかります。田舎には大学が少なく、地方の国公立大学が1つか2つと無名な私立大学がいくつかあるくらいです。それ以外の大学へ進学するためには、首都圏などに出て一人暮らしをすることが一般的です。一人暮らしをする場所によって家賃もバラバラですが、1ヶ月15万円の仕送り(年間でかかる帰省費、家具家電代などの諸経費も月割りして含む)とすると、
15万円✖️12ヶ月✖️4年間=720万
4年制大学に通うためには、学費の他に1人あたり720万円かかる計算になります。
(2)車の維持費
田舎では必需品の自家用車ですが、都会の駅近に住むことで、車なし生活もすることができるのではないでしょうか。あると便利なことは間違いありませんが、田舎ほど使う機会は多くありませんし、もし使うときはタクシーやレンタカーを使うなど、工夫すれば固定費が抑えられます。
※200万円の車を10年間で支払うシミュレーション
購入費 200万円÷10年間=年間200000円
自動車税 年間34500円(1500cc)
任意保険 月額6000円✖️12ヶ月=年間72000円
車検 12万円÷2年=年間60000円
夏タイヤ 6万÷4年=年間15000円
冬タイヤ 6万÷3年=年間20000円
その他費用 年間20000円(オイル、ワイパー、洗車など)
合計 42万1500円(ガゾリン代を除く)
ガゾリン代を除いても、年間でこれだけかかります。
(3)TDR費
これは、田舎から年に数回ディズニーに行く人のみ当てはまる項目なので、関係のない人は無視して構いません。私たちに当てはめて考えると、年に4回行くと考えて、以下の計算式になります。
交通費 30000円✖️4回=年間120000円
宿泊費 5000円✖️4回=年間20000円
入園費 7400円✖️4回=年間29600円
パーク内費 5000円✖️4回=年間20000円
合計 18万9600円
これは1人分なので、2人で行くと単純計算で、37万9200円になります。両パークの年パスを4人分買えます。
<生活面>
(1)交通の便が良い
基本は電車移動になりますが、電車だけでなくバスも便利に利用できるのであまり不自由なく生活できるのではないかと考えています。
(2)買い物が便利
言うまでもなく、田舎に比べてお店が多いです。多いと必然的に価格も抑えられるので、都会だからといって物価が高いというのは当てはまらないと思っています。
(3)イベントに参加できる
アーティストのライブやスポーツ観戦、芸術教室やセミナーなどのたくさんのイベントに参加することができます。田舎にも昔とは違い、たくさんのアーティストがライブに来てくれるようになったのですが、だいたい、そのライブに行くと知り合いがわんさかいます(悲)
(4)冬の雪かきがいらなくなる
冬になると、毎朝の日課となる雪かき。一戸建ての場合は、朝起きて30分、仕事から帰って30分はあたりまえ。夜中の2時3時にやってくる除雪車(ブル)の音によって起こされ、深夜なのにそのまま外に出て雪かき。これは雪国では日常の光景です。深夜にも関わらず外には近所の人たちもみんな出ていて、ブルに雪を持って行ってもらうべく、ママさんダンプを持っています。車の雪下ろしも一苦労。雪に関する苦労がなくなることは、この上ない幸せ。
(5)TDRが近くになる
まあ、なんだかんだ言って、これが1番の変化であり、目的といっても過言ではありません。今までにかかっていた交通費や宿泊費などの浮いた分を利用して、余裕で両パークの年間パスポートを買うことができます。
<教育面>
(1)受験の競争率が激しい
田舎なので、ほとんどが公立を志望し、点数が足りない人が私立に行くという構図が残っています。受験は高校受験からが一般的ですが、今は少子化の影響で入試倍率が過去最低を更新しています。つまり、今までは「こんな点数で公立に入れるわけないだろ」という点数の子どもたちが公立高校に入れる時代になっているのです。これは本当に危機だと思います。中学校の生徒は必死に勉強しなくても公立高校に入れることになります。また、親も「お金がかからない公立」であれば満足です。実際には、県庁所在地で定員が200人規模の高校にも、500点中180点で入ってしまうことも珍しくなくなりました。必然的に高校のレベルも下がり、こんな環境にいては、子どもの将来が不安になります。
(2)クラブチームが多数ある
少子化に伴い、中学校の部活動も廃部や休部に追い込まれています。自分の入りたい部活がなくなると、子どもたちはあまり好きでもない部活動に強制的に入れられます。田舎ほど、全員加入のところが多く、自主性などあったものではありません。
(3)芸術的な習い事がある
本当の田舎だと、習字教室やそろばん教室、ピアノ教室もありません。バイオリンやバレエなんてあるはずもなく、塾もありません。田舎の子どもたちはその分、大自然の中で元気に遊んで、健康的な体を作っている・・・なんていうのは今はもう昔の話です。何をしているかというと、ゲーム、動画、SNSです。外で遊ぶ頻度も絶対に都会の方が高いと思います。
利点だけを並べてみました。これを見るとますます都会に出て行きたくなります。もちろん欠点もあると思いますので、機会があればまた分析してみたいと思います。