【Once Upon an India#4】ガンジス川で沐浴する?しない?
ナマステ。くま旅です。
※この記事は、昔行ったインド旅行を思い出しながら綴っていきますので、今とは違う部分が多々あると思います。ご了承ください。
今の時点でインド75点まで回復してきました。
この日は、1月1日。あけましておめでとうございます。初日の出を見るべく、今日はこちらのインド人のお兄さんにボートをお願いしてガンガー(ガンジス川のこと)へ向かいます。天気がちょっと曇っているので、初日の出が見られるか微妙なところ。
このように、現地の人はガンジス川に入り、祈りを捧げています。社会の教科書でしか見たことのない光景に、胸が高鳴ります。
こちらは、現地の若者たちでしょうか。あの小屋みたいなところは脱衣所なのでしょうか。こちらに手を振ってくれています。
さらにこちらは、何組かの家族でしょうか。火を灯した皿のようなものを浮かべてお祈りしている人もいます。昨夜のプージャの時も、この火がたくさん流れていました。
ガートによって、人の多さが違います。人気のガートもあるようです。こちらの写真なんて、まさにインドのガンジス川を象徴するような画になっていませんか。
なんとか、ボートの上からうっすら初日の出を見ることができました。今年もいい年でありますように。1年に1度のこの海外旅行のおかげで、その年1年間頑張ることができているのです。
正直、夜だとわかりづらかったと思うのですが、ガンジス川はかなり汚いです。それには、いくつかの理由があります。まず、インドでは遺体を火葬して、その灰をガンジス川に流すという習慣があるそうです。実際に、ここバラナシの川岸でも火葬場があり、煙をあげていました。ヒンドゥー教徒にとって、ここガンジス川は聖なる川なのです。
そのほかの理由として、このように体を洗うなど、生活用水として使われているからです。この男性、普通に体を洗っています。
現地の若いお姉さんは、長い髪をガンガーの水で洗っています。これが日常の光景なのでしょう。
こちらのおじいさんは、お洗濯です。布に大量の石鹸をつけてゴシゴシ洗っています。おそらくこの後沐浴もするのでしょう。生活用水としてガンガーの水を使い、生活排水としてガンガーに流すということになりますので、そりゃあ汚いに決まっています。
現地の人たちでしょうか。観光でボートに乗っている感じではなさそうです。この人たちも新年をガンジス川で迎えたかったのかもしれません。この人たちは、沐浴はしないのでしょうか。
くま旅も、バラナシに来るまでは、沐浴をしようかどうか迷っていました。一旦、現地の様子を見てから沐浴するかしないかを決めようと思っていました。しかし、この川の様子を一旦見てしまうと、川に入るのにはかなりの勇気がいります。しかも、言い訳になるかもしれませんが、あろうことか、上海の滞在時に、手に傷を作ってしまい、この傷から菌が入ってくるのではないかという恐怖もありました。傷がなかったとしても、日本人が入ると下痢になるとか、毛穴から菌が入るとか、個人の責任で入ってくださいというネットの情報もありました。それがガンガーなのです。そんなこともあり、私たちの結論はこうでした。
・・・。
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おいおいおい!!
せっかくバラナシまで来たのだから、沐浴しないわけにはいきませんでした。しっかり肩まで浸りました。さらに顔もつけました。さらに全身潜りました。そして、泳ぎました。以前、「ガンジス河でバタフライ」という本がありましたが、それに負けじと「ガンジス河で平泳ぎ」をしました。
川から上がると、意外に肌がすべすべしていたように感じたのは気のせいでしょうか。沐浴を終え、とても清々しい気持ちになったのは、何か不思議な感じでした。良い1年のスタートを切れたのではないかなと、この時は感じたのでした。沐浴をして、身も心も清められ、この時点でインドが120点となりました!!
つづく